すずミスト

●特徴
1.水道の水圧で濡れない霧を発生

2.低コスト・短期間で容易に設置可能

3.雨水・再利用水・河川水などの水源利用による運転コストの抑制

4.水道直結により、電源無しで利用可能になり、優れた費用対効果とエコ性能を提供

5.関連特許等、知的財産権取得済

「すずミスト」は水を微細な霧の状態にして噴射し蒸発の際の気化熱の吸収を利用して周囲を冷却します。電力不要で水道の水圧だけで微細な水の粒子を作れるのが、特許を取得したすずミストの技術です。

温暖化の影響もあり、こうした噴霧器は最近は農業や工業利用にとどまらず夏のアーケードや屋外イベント、カフェなどでもよく見かけるようになりました。すずミストは製品化を前に、東京都港区の公共施設や、長野県野菜花き試験場様などの協力により実証実験を行い、稼働確認と効果、今後の改善点等も含めて検証を繰り返してきました。

従来の噴霧器の課題は、霧が微細なものになるほど高価格となってしまうこと、そして、低圧ミストの場合は価格は手ごろであっても、霧のサイズが荒いために噴射すると周囲が濡れてしまういう欠点がありました。そうした中で開発されたのが、価格を抑えながらも高圧ミスト並みの噴霧能力を実現したすずミストです。しかも、すずミストは電力を使わず、水道の水圧を利用するだけです。電気代の節約にもなります。(注:仕様によりポンプ利用のための電力が必要)

これらの技術はすべて特許取得済となっています。また、ミスト化されなかった還流水は地面に流すことで打ち水効果も促進します。噴霧による直接的な空気の冷却効果に加え、こうした間接的に涼を誘う要因もあります。勿論、還流水は、ポンプを利用することで再度ミスト化することも可能です。

これらの技術は農業の現場をはじめ、冷房効率を上げるための建築の外回り等での活用も期待されています。

■競合品・類似品との比較(新規性)
図:競合品・類似品との比較(新規性)

■霧の分類とサイズ
図:霧の分類とサイズ

●ご利用環境に合わせてオーダーメイド
「すずミスト」は様々な利用環境やニーズに応じて最適な形態をご提案します。汎用型製品のご用意をせずに、敢て現地視察と調査を前提とした製品提案をさせていただいています。

写真提供:原農園様(千葉県)